マイライフ、マイワイフ

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の延長戦。



わたしが言うのも何だがはむぺむは出来た夫だ。実によく出来た男だ。
仕事はバリバリする。人付き合いも普通以上のレベルで出来る。場を盛り上げることも上手。
そして妻への心遣いも常に常に忘れない。
人よりちょっと(…ではないか)酒を飲むくらいで、文句のつけようがない優等生だ。


女性のいるお店に行くことも多いようだが、それについてわたしはあまり心配はしていない。
心配していない、というよりは心配しても無駄だと思っている、ほうが正しい。


ありがたいことにほぼ完璧超人のはむぺむは、嘘が上手だ。ものすごく上手。
だからもし仮に「なんらかの間違い」を起こしていたとしても、証拠をおさえない限りそれが明るみに出ることは文字通り死ぬまでないだろうし、仮に証拠を握ったところで白を黒と言いくるめることの出来る技量の持ち主、いつのまにやら説き伏せられている自分の姿もありありと想像できる。
だから心配するだけ無駄なのだ。


そしてそんなわたしの心配を払拭しようとはむぺむはいつも心掛けてくれているのもわかる(だったらそもそも行くなってのはさておき)。
そのひとつが、先日フィリピンパブで嬉しそうにピーナたちにしきりに言っていた台詞
「マイライフマイワイフ」。


その台詞は素直に嬉しい。
ピーナたちにも「ナカヨシネー、ウラヤマシイネー」としきりに言われた。
その言葉に偽りがないことは誰よりもわかっているし、わたしのほうももちろんそうだ。
が。


紳士な彼は女性が嫌がることはしない。自分から触ったり抱きついたりすることはもちろんない。
だけど流れで女性の肩を抱いたりすることは普通にある。
それを眺めていると実に複雑な心境になるわけで。


そりゃ「ほかの女に触るな」とか言うつもりは全然ない。
そこまでヤキモチ焼きにもなりたくないし、別に胸がザワザワして苦しいとかいうわけでもない。
いい気持ちではないが、目くじら立てるようなことでもない。


ただ、そういう様子を見ているとふと「どこからが浮気なんだろう」とは思う。
裏を返せば「気持ちがなければ何したって浮気にならない」と考えている、ようにも見えるからさ。


自分にその気がまるでなくたって、こればっかりは相手のあることだ。
金離れもよく無理強いもしない、ユーモアのセンスもあるし男らしい(飲み方が)。
多少狂暴な獣みたいなところもあるが、まったくモテないってことは考えにくい。
モテるって言葉の意味の見解は分かれるが、普通に女性は寄ってくるだろうな。


相手は仕事なんだから、と言われたらそれまでだが、そうなると逆に相手が仕事ならいわゆる「風俗」は浮気じゃない、という主張にもなってくる。


理性的にはわたし自身「既婚者の風俗は浮気ではない」と思ってはいるが、自分の旦那が行くことを想像するとそれこそ不愉快以外の何物でもない。
行きたきゃ行ってもかまわんが、何が何でもそれを知りたくはないし、想像すらしたくない。
そこは意地でもじょうずに騙してほしい。ほんの少しの綻びすら存在できない完璧な嘘で。


…ン、それってもはや相手が仕事だろうが素人だろうがおんなじじゃね?


男性から「商売だから」という台詞を聞くたびにわたしはいつも違和感を伴う。
それを売りにして金を稼いでいる、ことは紛うことなく事実だが、仕事だから感情が入り込む余地がない、わけじゃあるまい。そんなはずはない、だって人間だもの(突然のみつお)。


そういう仕事を好きでやってる人もいる、完全に割り切ってやってる人もいる。
というか実際はほぼそうなのかもしれないけど。
それでも相手は犬猫ではない。
どこまで行っても人間対人間である以上、刹那の娯楽としてだけでは割り切れないものが発生する瞬間はあるかもしれないとは思う。


それを浮気だの浮気じゃないという定義をしたいわけではないが、想像を逞しくしたらキリがない。
そんなわけではむぺむが外で飲んでる姿を見る時は、いつも何やら複雑な心境になる。


彼のことを信じていないという話ではまったくない。
彼はわたしを愛しているし、わたしも彼を愛している。それは変わらない。


ただ、くだらない妄想を掻き立てられてモヤモヤした気持ちになるよりは「マイライフマイワイフ」と言ってくれる彼の面影を胸に抱いてひとりで布団に潜り込んでるほうがなんぼか幸せってことさ。
そのときに彼がどこで何をしていようとね。


そしてこの話はちょっとだけ次回につづく。
 


***


聴くたびに泣けちゃう名曲


 

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