親子愛は美しいけど

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*本日のお話は人によっては不快に感じる可能性がございます。戯言を寛いお心で薄目で眺めることに自信のない方は静かにお帰りいただくほうが吉かと。



数か月間期間限定で工場でバイトをしたことがあります。
過去さまざまな仕事に従事してきましたがそのほとんどは客商売で、いわゆる「工場」に憧れはあれどもなかなか機会もなく、30過ぎてからはじめての経験でした。



現在は客商売


あまりアクティブポジティブなイメージで語られることのない工場勤務ですが、個人的にはキライじゃありません。
お仕事の形態について考えるとてもよい経験になったので、それについてはまた別の機会に。


その数か月の工場勤務、実にさまざまな人がもりだくさん。
持ち前の無駄な社交力も手伝っていろいろな人と少しずつお話することがあったのですが、そのなかに40~60歳とおぼしき奥様がおりまして。


「毎朝息子を起こさないといけないから大変なのよ」と奥様。

ああ、お子さんいらっしゃると確かに大変だよな。学校とかお弁当とか部活とか、やることたくさんあるもんな。


「息子さんおいくつなんですか?」


「27歳」


…。


親にとってはいくつになってもかわいい子だし、子のほうも実家暮らしだと親に甘えるのは普通、なのかもしれん。

かもしれんが、なんかこう…


親子愛は美しい。
親が子を愛しく思う気持ち、子が親を大事に思う気持ちは時代が変わろうが何が変わろうが不変のものであるだろうし、そうあるべきだとも思う。

けど、なんかこう…


マザコンファザコン大いに結構。
ことに異性の親子が互いを特別に思う気持ちは至極自然なことだ。

しかし、なんかこう…


いくつからがオトナなのか、いくつになったら自分のことは自分で、って線引きがあるわけでもないし、それは家庭によって個人によって差があるのもよくわかるけど。

個人的には、社会人の歳になっても親離れ子離れできていない親子を見ると、なんかモヤッとした気持ちがどうしても晴れません。


たいがい思ったことは直球剛速球で投げ込んでしまう性質のわたしが、その奥様と話した時は珍しく青筋浮かべて口元ひきつらせながら乾いた笑顔で「ソ、ソウデスカ」と棒読み相槌を打つのが精いっぱいでした。


遅かれ早かれいずれ子供は巣立つもの。
てめえの面倒もてめえで見れないようなオトナは、ちゃんとしたオトナとして認知されないのは当然のことです。
いくつからそうしなきゃいけないって年齢があるわけではないけど、ある程度目安として「成人」「社会人」ってもんがあって。


そういう機会にちゃんと親離れ子離れしておかんと、あとで強制離れ離れになったときに余計な苦労を強いられるのは目に見えてます。
ま、そうなったらそうなったで案外人は強く生きていけるものだってこともわかっちゃいますが。


なかなか、なかなか、親子の距離感というのは個人差も大きくて、話題にするにゃ結構リスキーなんだな…ってことを、その奥様から学ばせて頂きましたとさ。

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