酒は漢を磨く水…なんだってさ

 

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以前バスに乗ったときのこと。
そこそこ混み合っている車内でしたが、二人掛けの座席に座っていた60がらみのおじさんが、隣の客が降りたのを見計らってなにやらバッグをゴソゴソ。嬉しそうに取り出したのはワンカップでした。


フタを開けて飲み始めるんですが、バス走ってるから揺れるじゃないですか。
たぷたぷに入って揺れてる日本酒を見て内心「あああこぼれる!早く飲んで減らせ!」って思ってたんです。


期待通りすぐにうまそうに口をつけてくれたんですが、ほーーーーんとちびっと。全然減ってない。
こぼれる!早く飲め!減らせ!とやきもきしていましたがその後もちびちびと口をつけてはまるで減らずに揺れ続けるワンカップを眺めるはめになりました。


そのときに「あれ、ちょっとまて。日本酒ってああやって飲むのが普通なんじゃないか?」とふと。
そうだよ、だって本来おちょこで飲むんだぜ。日本酒にはチビチビって表現が最も適当なんだぜ。
なんでわたしの頭の中では「コップでゴクゴク飲むもの」になっちゃてんだ。


うちには大酒飲みモンスターがいます。あんなに酒飲む人ちょっとみたことありません。
はむぺむの飲み方に日頃接しているため、減らないワンカップにハラハラするような思考回路になっちゃてるようです。


はむぺむの健啖家ぶりがうかがえる話はこちら

どんくらい飲むかって説明しても詮無いことですが、ほっとけば1升飲んじゃいます。
酒の種類も選びません。彼の中にも流行があるようで、ウィスキーが流行っていた時期は1日1本飲んでたときもありました。燃費悪すぎです。
ボトルキープとかできません。飲んじゃうから。


暴れたりは(あんまり)しませんが、酒癖はそれほどよろしいほうではありません。
近頃は多少オトナの飲み方も習得したように見えますが、それはたぶん本気で飲んでないだけでしょうね。
基本、メーターを振り切るまで飲むし、振り切った後は何しでかすかわからない(たぶん本人もわからない)。
そしてメーターを振り切ることを「目的」にして飲んでるフシがあります。


でもね、日頃ピリピリに張り詰めて生きてるんだから、酒くらい飲んだってバチ当たりゃしません。
いやまあバチ当たるときもあるけど!

 

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わたしは体質的に絶望的なくらいお酒が飲めませんが、酒飲みに対しては鷹揚です。

むしろ好きです(大変ですけどね!)。


世間体を気にしてお行儀よく紳士的にお酒を飲むのがスマートなオトナの振る舞い、みたいな風潮ですが、個人的にはそんなんクソくらえ(おっとお下品失礼)。
そんなキレイにオシャレに人目気にして飲むくらいならいっそ飲むな。0%で気分だけで満足してらっしゃいな。酒に失礼だ。


そもそも人はなぜ酒を飲むのか、ってそんな小難しいことをここでくだくだ言う気はないが、忘れたいから飲むんだろ。乱れたいから飲むんだろ。
欲望に正直に、足元おぼつかないくらいぐでんぐでんに飲めるだけ飲んだらいいじゃない。
人に迷惑だってかけていいよ。ちょっとくらい笑って許すよ。
もちろん、法に抵触しない程度でね。


要するに「みんな、酔っ払いをもそっと愛でてあげてくれよ」というのがわたしの主張。


そんな酒飲みに寛容なわたしの思惑はよそに、スーパー酒飲みモンスターはむぺむによる酒の評価はこんな言葉。


「酒は漢を磨く水」。


…あー、うん、なんかいろいろ納得だわ。


大酒飲みでも酒乱でも変わらずはむぺむを大好きだしこれからも「控えたら?」なんて無粋なことは言いませんが、身体だけは気を付けてほしいと切に願う今日この頃です。


まあそれも、気を付けたからって長生きできるって話でもないけどね。

***


酒飲みの歌。妙なおかしみがのぼってきてなんか好き↓


酒飲みのための魂の名曲↓


河島英五 酒と泪と男と女


酒と言えば、の新たな定番に(わたしのなかでは)なりつつある。この曲大好き↓


怒髪天「宜しく候」PV

 

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