ひとつ食べれば7年延びる
ふたつ食べれば14年
みっつ食べれば死ぬまで生きる
てなフレーズで有名な大涌谷の黒たまご。
いわゆる縁起物っていうかゲン担ぎっていうか、要するに中身はただのゆでたまごなんだが。
死ぬまで生きるってのがなんか好きだわー。
大涌谷自体は小学校の遠足で行った記憶がある。もう30年くらい前になるから正直全然覚えていないが、ジオミュージアムの記憶はぼんやりとあった。もちろん中身はまるで覚えていなかった。
黒たまごも食った記憶がない。
今回の旅のメイン目的がロープウェイだったため、そしてメンテ中につき運行区間が早雲山~大涌谷のみだったため、必然的に旅のクライマックスは大涌谷というはめに。
乗り物満喫の旅だったため、乗り物レポは昨日の記事をご覧ください。
それではちょっぴりドキドキしながらロープウェイに乗ってみよー!
まずは緑のまぶしい山をなかなかの角度で登って行く。
さいわいお天気にも恵まれ、ロープウェイ自体もでかくて安定しているためそれほど揺れも感じない。
駅から上がる瞬間だけ、エレベーターみたいな体感があるほかは空中にいる実感は少ない。
ただけっこう足元までガラス張りのため、ふとそら恐ろしくなることはある。
すれちがう箱の中から手を振っている人も多い。もちろん振りかえした。
乗った箱ではそんなにはしゃいでるのはわたしだけだった。
頂上付近までは右手のみ開けた町が見え、左手は山。
後方には大文字焼きの大の字が小さく見える。
そしていよいよ頂上あたり、この機械のものものしさと一気に視界の開ける瞬間がジェットコースターの頂上から落下する前の刹那を思わせてなかなか怖くて楽しい。
一気に開ける視界の向こうには富士山!
写真は1日目。梅雨時だったけど見れて本当によかった!
2日目もう1回乗った時には雲が多くて見ることができなかった。
オオー霊峰!Rey-Ho!テンション上がりまくってた。
眼下には緑の山に唐突に地獄のような光景が出現。これが大涌谷。
そこここから噴煙があがっている。
これはロープウェイならではの楽しさ。それまでの緑の山を越えて突然現れる大涌谷が、そのギャップによってよりインパクトを増す。
車でももちろん行けるが、断然ロープウェイをおすすめする。
黄色く見えるのが硫黄。
ミュージアムの説明をざっとしか見ていないので話半分で聞いてほしいが、ここの地熱と火山ガスでゆでたのが件の黒たまご。
噴出している温泉自体は少ないため、どっかから水を引っ張ってきて地熱と蒸気で温泉を「作って」いるらしい。
んでそれらを管理してる職人たちを湯守と呼ぶらしいが、湯守たちの必需品として展示されてた工具類はいわゆる建設系の職人とあんまり変わりなかった。
うろでスマン、詳しく知りたい方はこちらをご参照ください↓
大涌谷に到着。
あまり長距離歩けないので近くのくろたまご館へ。
至る所にこのたまご像がある。
なかにはなぜかキティちゃんが。
寄木仕様のようだが、微妙に顔が汚れているのがむしろわざとなのか?と思わせる。
硫黄と火山ガスで黒くなるたまごをイメージしてるとか…深読みしすぎ?
ここの2階でようやく昼飯。
ほんとうなら強羅に戻って飯屋を探したかったのだが、思ったより時間がなくて。
ひとり1800円のバイキング式。店も綺麗で料理もおいしかった。
13時過ぎではあったけど、それにしてもちょっとビックリするくらいすいていた。
写真のほかにパスタや麺類もあって、それぞれしっかり作られてた。
デザートもそこそこ充実。これとはべつにアイスも食った。
さて土産物屋へ。こちらはレストランと比較するとメチャクチャ混んでる。
母がお友達に頼まれていると言うので名物黒たまごを購入しようとすると、なんと驚き、5個入り500円の1種類のみの販売。
しかも賞味期限が翌日の夜までというおまけつき。
エー、バラ売りしてないのかい!
しかしそりゃ当然名物だもんな、飛ぶように売れるよな。エグイ商売してまんなー。
お店の窓側にカウンターがあって、やけにそこに人が群がっていると思ったらみんなそこでたまごむいて食ってた。
まあそうだよね、日持ちもしないし重いし食っちゃうよね。
しかし母は頼まれているからということでコレを7パック購入。
5個入り×7パックで35個。500円×7で3500円。
いや値段はどうでもいいんだけど、なにが悲しゅうてゆでたまご35個も持って歩かなあかんの。どうせ持つのわたしだし。重いわ!
売る方も7パックって言われて「賞味期限明日夜までですよ?」って3回くらい訊いてきた。
知ってるわ。わかってるわ。だったらバラ売りしろってんだバッケロ。
そういうわけで自分用も含めて翌日母と別れるまでわたくしは40個のたまごを旅のお伴にする羽目になりました。ナンダコレ。
たまごのほかに今回求めたお土産たち。
湯本の名物温泉餅。
ま、名物っちゃあ名物やね。普通にうまい。
中身はこんな感じ。むくとすぐ餅。言うまでもないが日持ちはしない。
1週間くらいかな。
こちらは今風の普通のお土産。自分用にしかも小田原で買った。
寄木細工風のパッケージデザインがお洒落でいい。
普通のバームクーヘンです。
はむぺむは甘いもの食わないので練り物を。
コレは言うまでもなく小田原土産だね。鈴廣さんのやつ。たしか湯本でも大涌谷でも売ってた。土産物としては売れセンなんだろうな。
鈴廣かまぼこ工場も小学生の時に遠足で行ったなー。
小田原はもともと住んでたところから近かったため、観光対象としては考えにくく。
どうせならかまぼこ工場も小田原城も観光したかったが今回はそこまで時間がなく断念。
ひとり旅ならなんぼでも自由がきくんだけど、連れがいると難しいやね。
本来ならこういう旅がメッチャ好き。
せっかく近くに行ったのに箱根ラスクを買うのを忘れたのがちょっぴり心残り。
ま、でもなんか箱根土産って言っても定番品は近代化しちゃってる感もあって、コレは買い!みたいなのはこれといってなかった、のが本音かなー。
温泉まんじゅうも定番っちゃあ定番だけど、どこで食っても変わらないしねー。