文章を書くのは好きだし趣味だしいつまでだってやっていたい人なのだが、ひとくちに書くと言っても書き散らかすのと整理しながらまとめるのはちょっと異なる。
もともと書き散らかすタイプで、いろんな場所でいろんな媒体で書いているため、書いたそばから忘れたりなくしたりしていく。
気に入らないと迷わず葬ってしまうことも過去にはあったため、膨大な量の過去ログもすべて現存しているわけではない。
ちなみにいまではどんな種類の駄文でも取っておこうと思っている。むしろそういうものこそ自分にとってはあとあと財産になるということがようやくこの歳になってわかった。遅いわ。
ここんとこちょっとわたしにしては忙しく、ゆっくりじっくり腰を落ち着けて文章を書いてる時間が取れず。
ブログは読んでくれる人がいることを前提として書いているので、いわゆる書き散らかしではなくある程度パッケージされたものを残していきたい。
あー、うん、パッケージの程度が低いのは文章力の問題なので問わないで。
おもに自分のためなんだけどね。
あとで読み返す時に散らかし放題だと読むのも大変だし楽しくないし。
書きたいことはアホみたいに次から次へと山盛り山積みなんだけど、掘り下げたりまとめたりしてる暇がない。
ひとつのテーマについてがっちり書きたいと思うとすっげえ時間かかるからさ…
こんなときこそ無駄に書き溜めた過去ログの出番だ。
ってことでここ数日、数年~十数年のあいだに書いた過去の文章を再掲してきた。
たしかに書く時間、まとめる時間を必要としない。読み直してもまあそこそこ読めるものとしてまとまってる。
あとはトップ絵だけ作って貼りつければOK。
メッチャ時短。普通に書けば1時間~3時間くらい取られる作業を30分弱で出来ちゃう。
過去のわたしに感謝だぜ、えらいぜ数年前の私、お手柄。
の、はずなんだが。
どれを載せようかなと過去ログを物色し始めると、気が付いたらものすごい時間が経ってる。
量が膨大なところにもってきて、わたしはちょっと他人が引くくらい「ジブンスキー」。
読み出しちゃうと止まらない。
ヤッベ何コレめっちゃ面白いやんけ。
ま、冷静に考えれば自分で書いたもんなんだからおもしろいのは当たり前だよな。
アルバムめくってるのと一緒だもん。
過ぎてきた日々を振り返ると身動きが取れなくなる、みたいな過去はあいにく持ち合わせていない。
ありがたいことに、辛いことも苦しいことも人並みにはあったような気はするが、それらを思い出すことで呼吸をすることもつらくなるみたいな思い出はまったくないから。
むしろ振り返ればそのどれもがおぼろげで美しく幸せな記憶ばかりだ。
そして言うまでもなく、いまはそのどんな時期より幸せだ。それはずーっと変わらない。
現在至上主義。過去を過剰に美化して、あの日にかえりたいみたいな思考だけは死ぬまでしたくない。
だから、わたしにとって過去を振り返る作業は「精神面においては」メリットばかりだ。
どんな道筋でどんな思考を辿って現在地にいるのかを確かめることができるし、何より楽しい。面白い。
書いててよかった。残しておいてよかった。
ただ、すさまじく時間取られちゃうんだよね…
やりたいことも書きたいことも読みたいものも目白押しなのに、振り返り作業に没頭して気が付いたら何時間も過去ログ読みふけってるなんてこともある。
イカン、これはイカンよ!
時間がないから過去ログを使ってるハズなのに、新しくまとめて書くより時間かかってるってめっちゃダメじゃん。つかなんなら新しいの2本書くほうが早いわ。
しかも昔の自分が考えていたことが引き金になって書きたいこともどんどん増えて行くいっぽう。
本末転倒の見本です。
…あれ、このフレーズ前どっかで使ったな(←そしてまた過去ログ漁りの旅へ